2021年11月29日
私の家にはよく大袋の「パイの実」が買い置きされています。
そして、いただいた2つのお菓子、「ミニルマンド」と「チョコレート効果」。
今回は個装袋にスポットライトを当ててシールしていきます。
袋の素材
|
チョコレート効果 |
ミニルマンド |
パイの実 |
菓子の分類 |
チョコレート |
クッキー |
準チョコレート菓子 |
袋の色 |
深緑・不透明 |
紫・金・透明 |
透明な黄色・透明 |
開けやすさ※1 |
開けやすい |
開けにくい |
開けやすい |
シール面のギザギザの
大きさ |
ほぼ同じ |
シール面の幅
(定規で測定)※2 |
5.7㎜ |
7㎜ |
8㎜ |
※1 シール面を引っ張って開けた場合。
※2 今回は3種類ともビラビラ(切込みの部分)もシールしてありました。その部分も含めて測定しています。ビラビラがシールされていないタイプもあるようです。
ダイアル「4」で3種類をシールしてみます
今回使った(有)三邦の業務シーラーはFR200Lです。
圧着すると…?
圧着度が高いフィルムは…?
今回はダイアル「4」でシールしました。この条件で一番圧着してくれたのは、『ミニルマンド』の個装袋でした。
予想としては、3種類の中で一番フィルムが薄いため熱でフィルムがまんべんなく溶け、圧着したことが要因と思われます。
また、『チョコレート効果』の個装袋に関しては、アルミ蒸着も施されているので袋自体の強度が他2つより高いと思われます。
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2021年10月18日
先日友人からもらった不二家のどら焼き。
おぼんと湯呑を添えて。栗と餡、どら焼きの皮の相性が抜群です。
今回はこのどら焼きの袋をシールしました。
パッケージの素材
パッケージ裏面にプラの表記があります。はっきりとは特定できませんでした。
中には脱酸素剤が入っています。
パッケージの様子
端はギザギザしておりどこからでも開けられる仕様になっています。
シール面の幅は1㎝くらいでした。
シールしてみました
袋の厚さから、ダイヤルは「4」くらいにしておきます。
(ダイヤルの数値は「この厚さの時、〇」というように決まってはいません。フィルムの素材、構成、厚みで千差万別ですから、実際に条件出しをして最も低い値でしっかりくっつくダイヤル値で使っていただく形となります。)
今回使うのはFR200Lです。幅が2.5㎜と、三邦コーポレーションで扱っているシーラーの中では一番狭いのが特徴です。
↓シールの様子
見た目がごつごつしているので、とっつきにくいイメージを持たれる方も少なくないと思います。
しかし、この業務用シーラーは、上から体重をかけるので、力に自信がない人でもシールすることが可能です。
筆者である私も力に自信のない方ですが、実際に使ってみて意外と簡単にシールが完了しました!
シール結果
ダイヤル「4」でも簡単に手では開けられませんでした。フィルム同士が十分密着したように感じました。
まずはシールしたい袋をお送りください
三邦コーポレーションでは、商品がシールできるか試したい方のために、テストシールを承っています。
ぜひお気軽にお試しください😊
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2021年09月07日
前回の~FR200L編~に続いてFR200LBでも調べてみました。
それでは是非ご覧ください。
検証に使うフィルム
今回も前回と同様、HEIKO『クリスタルパックS9.5-12』プラスチックフィルムを使用しました。
加熱時のダイヤルの調整
FR200Lと同様に調べました。
左から「3」→「4」→「5」→「6」
ダイヤル「3」・・・シール面の向こう側が見えるくらい透明な仕上がりでした。それに加
えて引っ張るとすぐに剝がれてしまいました。
「4」・・・「3」より少し凹凸面が目立つ仕上がりでした。
「5」・・・さらに凹凸が目立ち、シール面の向こう側が透けないほどの仕上がりでした。
「6」・・・凹凸面が目立ちシール面がざらざらしていました。シール面の端は熱にやられてぼろぼろになっていました。
この結果を踏まえて今回は「4」でやることにします。
※目視による個人的な見解を述べています。
ダイヤル「4」でシールした結果
加熱後の圧着&冷却時間 |
シールの状態 |
1秒 |
シール面がすぐに剥がれた |
5秒 |
シール面がすぐに剥がれた |
10秒 |
シール面がすぐに剥がれた |
15秒 |
シール面がすぐに剥がれた |
どのシール時間でも違いが分からないほど仕上がりには見劣りがありませんでした。シール強度の点においてもどのシール時間でもともにすぐ剥がれてしまいました。つまり、圧着&冷却時間をどれだけ伸ばしてもシールは難しいようです。
結論は。。。
・圧着時間は不明。
・FR-200LB×クリスタルパック→相性が悪いです。お勧めしません。
・クリスタルパックに太幅シールをご希望の方は「パートコートOPP」という袋があります。そちらを使用することをおすすめします(^▽^)/
※パートコートOPPとは?
シール部分に熱で溶ける感熱接着剤が印刷されているOPPのこと。
前回の記事はこちら!→ https://mikuni88.com/news/989/
使ったシーラーはこちら→ https://mikuni88.com/products/fr-200lb/
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2021年08月06日
皆さんはシールをするときどのくらいレバーを押さえ続けていますか?
三邦のシーラーの取扱説明書を見ると加熱終了後「数秒間はレバーを押さえ続けてシール部を冷まします」とあります。
「「「数秒間ってどのくらいなの????」」」
このように思う方も多いと思います。私もその一人です。
そこで今回は加熱終了後いったいどのくらい押さえればきれいなシール部分になるのか検証してみることにしました。
きれいなシールをするために
質の良いシールには「圧着」と「冷却」の二つがポイントとなります。
通電をお知らせするランプが消灯するや否やレバーを上げると、溶着したシール部にしわがよったり、フィルムが伸びて薄くなり強度不足がおきたりしてしまいます。
検証に使うフィルム
今回はHEIKO『クリスタルパックS9.5-12』プラスチックフィルムを使用しました。
OPP袋にはどんな特性があるのでしょうか?
まず、OPPとはOriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)の略です。
OPPは透明度が高く、光沢のあるパリパリとしたフィルムです。
◎長所
耐水性、耐油性、耐熱性に優れている。印刷の発色がいい。など
◎短所
ヒートシール性がない。切れ目から裂けやすい。寒冷地では強度落ちる。など
※今回のシールテストはOPPのヒートシール性がないという性質が前提となっております。
引用:http://www.hara-kasei.jp/knowldge/opp_cpp.html
きれいなシールのための検証方法
圧着&冷却タイムの長さが知りたいので、それ以外の条件は同じにします。
手順としては以下のように進めます。三邦のシーラーに同封されている取扱説明書の通り
に検証を行いました。その際それぞれの事項で気を付ける点も示しました。
〈手順〉
①シールするプラスチックフィルムに合わせて加熱時間を設定する。
②シールする部分がしわにならないように注意しながらフィルムをセットする。
③袋をセットしたまま圧着レバーを押し下げる。
④ランプが消えてからタイマーをスタートさせ、時間になったらレバーを上げる。
加熱時のダイヤルの調整
写真上からダイヤル③、④、⑤、⑥です。
シール時、赤いランプが消灯した時点から5秒経った(スマホのタイマー使用)シール面の状態を比べました。3~6のダイヤルで比べました。
「3」のときはシールを施した時点で全体にシールが行き届いてない感じでした。私としては「4」か「4.5」がちょうどよいのではないかということになりました。理由は、「5」以上にすると圧着後レバーを上げようとしてもシール面と熱線同士がくっついてなかなか剥がれなかったからです。最小限の時間できれいな仕上がりを求めるなら「4」か「4.5」が最適だと思われます。
強度に関しても、引っ張ってみた感じ「4」で十分くっついていると思います。検証にはダイヤル「4」でいくことにしました。
ダイヤル「4」でシールした結果
※①については検証を始める前に調整しておきます。
4回連続でシールしました。
シール時間 |
シールの状態 |
1秒 |
ほぼきれいなシール面だったが一部にしわが入っている。 |
5秒 |
きれいなシール面。 |
10秒 |
きれいなシール面。 |
結果、どの時間でも見た目には大きな差はありませんでした。しかし、あまりにも早くレバーを離すとシール面のフィルムがぽつぽつと剥がれている様子が見られました。やはり圧着時間が短すぎるのはきれいなシールのためにはあまりよくありません。
結果から5秒と10秒でシール面の出来栄えにさほど差がなかったことから、ダイヤル「4」の圧着時間は5秒~10秒の間がベストだということになります。
※あくまで目安ですので、参考程度にしてもらえると幸せます。
クリスタルパックは密閉は難しいですがシールできます。
クリスタルパックはある程度の加熱時間と冷却&圧着時間が経てばシールできることがわかりました。
今回使ったクリスタルパックのようなOPPフィルムは特性上完全に密封は難しいです。しかし、シールが全然できないという訳ではない、といえます。
次回はFR200LBで検証します。
今回はシール幅が狭かったので違いが加熱時間の差があっても見た目の違いが分かりにくかったです。
また、今回のシールテストの方法も改善の余地があると思います。
FR200LBは少し幅が出るので仕上がりにも差が目に見えてくるのではないでしょうか。
使ったシーラーはこちら→ https://mikuni88.com/products/fr-200l/
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地方の大学に在学中の中村悠味子です。これからもっとよいモノを伝えていくために勉強中です。Kpopと食べることが好きです。最近挑戦してみたいことはマスクチェーン作りです🌼
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2021年07月19日
今回も私の行きつけのお店「セブンイレブン」でお菓子を買ってきました。
セブンプレミアムの「カステラ」です。
カステラはふわふわと口触りがよく、しっとりとしています。3切れでも十分な満足感を得ることができます。
外袋はさらさらとした手触り
外袋には表面が手触りのいい、さらさらとした加工がしてあります。
袋はラミネート加工してあるようです。
カステラの袋の中身
袋の中にはカステラとトレー、品質保持剤(脱酸素剤)が入っています。
★品質保持剤とは?
簡単に言うと、私たちがおいしく安心して食べられるように食品と一緒に包装する袋です。
品質保持剤には様々な種類があり、変質の違いに合わせて組み合わせます。
https://www.freund.co.jp/product/preservation/choice/ (こちらのサイトを参考にしました。)
外袋のシール結果
このシール実験ではFR-200Lを使用しました。
今回はダイヤルを「6」にしてみました。
シール後の様子⇓
しっかりシールされています。その証拠にかなり強く引っ張っても剥がれません。
包装にはぜひシーラーを使ってみては
今回のカステラの袋は一般の袋よりさらさらしており、より高級感のある演出がされています。シールする袋もこだわってみると商品の魅力をより伝えやすくなるかもしれません‼✨
シーラーを使うとテープやビニタイで留めるのに比べて品質を長く保つことができます。
さらに、密封されていることで受け取り手の安心感も上がることでしょう。
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*今回使ったシーラーはこちら
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